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ゲーム事業部が中学生の職場インタビューを受けました

(写真提供:南山中学校女子部)

南山中学校女子部3年生の生徒さんたちから職場インタビューを受ける機会がありました。

「ゲーム業界で働く」ということに関するさまざまな疑問にゲーム事業部で企画や進行管理を指揮する担当者がお答えしました!

インタビューの一部をご紹介します。

 


Q.ゲームに関わる仕事の魅力は何ですか?

A.お客様に喜んでもらえることです。

また、私たちの作っているゲームは「インディー※」というジャンルです。

※インディーゲーム…インディペンデントゲーム/独立系ゲームの略称で、主に少人数・低予算で開発されたゲームソフトのこと。

5人~10人という小さいチームで作品を作るため、自分が担当したところの反応をより近くで見ることができます。いい反応も悪い反応もお客様からダイレクトに受けられることが魅力です。

 

Q.お客様のニーズにこたえるためにはどんなことが重要ですか?

A.これはとても難しいですが、シンプルに答えるならばお客様の元を実際に訪れて何に困っているかを見ることです。

100万人のアンケートのデータではなく、実際の声を聴くことが大切だと思っています。

エンターテインメントというジャンルでは、「お客様は困っているけど欲しいものがわからない」ということがままあります。

例えば、自動車を走らせていて途中でガス欠になった→もっとガソリン容量の大きい車がほしい といった風に、困っていることがニーズに直結するものならわかりやすいのですが

ゲームだと「こんなゲームがやりたい」という具体的なニーズはなかなか出てこないのです。アイディアがあったらその人が既に作ってしまっているでしょう。

私たちがニーズに応える商品を生み出すには、実際にお客様の目の前まで行って、何を欲しそうにしているのかくみ取るのがとても大切だと思っています。

 

Q.どのような流れでゲームが作られていますか?各工程でかかる時間はどのくらい?

A.シンプルに工程を言うならば以下の5工程でゲームは作られます。

①企画…こういうゲームをつくりましょうというアイディア出し

②仕様作成…やりたいことを実現するための仕組みづくり

③実装プログラミング…リソース(素材)の作成、プログラミング、ブラッシュアップ(微調整)

④デバッグ…不具合を探して見つけ、修正する

⑤リリース…手続きを踏んで、お客様の元に製品が届く

実際には①~④の工程を行ったり来たりしながら何度も繰り返し見直し・調整をしてリリースにたどり着きます。

制作にかかる時間はプロジェクトの規模によってまちまちです。小さいものだと1か月で全行程が完了します。超大作だとタイトル発表からリリースまで5年、10年とかかるものも。

企画に全体時間のだいたい7割を割きます。

 

Q.企業としてはどんな能力のある人を求めていますか?

A.成長できる人を重んじています。

理由は、学生の期間よりも社会人の期間の方が長いから。

有名な大学を卒業しても、その後30年間成長しない人だと困ってしまいます。

新しいことにどんどん挑戦して、どんどん失敗して、それでも諦めずに挑戦し成長できる人を求めています。

特に学生と社会人で違う部分として、物事に正解がない場合が多々あります。

今日やってみて上手くいかなかったから諦める、ではなく明日はもっと面白くしてみようと思える人。それを繰り返していける精神性が必要だと思います。

もっとロジカルな話をすると、目標達成するためにどのような過程があるか想定し、達成するための要件が定義できる人がいいですね。

できないことを「できないね」で終わらせず、できるようにするにはどうしたらいいかと考えられる人を探しています。

 


 

今や多くの人にとって、身近な存在のゲーム。将来好きなゲームに関わる仕事がしたいという人も多いのではないでしょうか?

今回のインタビュー、学生のみなさんが将来の生き方を考える上での参考材料になればいいなと思います。

 

▼今回インタビューに応えた人

 

 

 

 

 

 

ゲーム事業部 寺山惇

情報系専門学校卒業後、インターン制度を利用して2012年フリースタイルに入社。
学生時代はネットゲームにハマり、1日8時間プレイすることも。
自動車関連のヘルプデスク→人事→商品開発→ゲーム開発と経歴は多岐にわたる。
幅広い経験を活かし、現在はゲーム開発プロジェクト全体の進行管理を担当。社内外のパイプ役として奔走中。